2009/08/28
通算6枚目のアルバム『LOVE 2』の発売を前に、フランスのエレクトロニカ・デュオAIRは9月にも再びスタジオへ戻り新たな映画サントラの制作に入る。
この映画はSAM GARBASKI監督による『QUARTIER LOINTAIN』で、作品は日本の谷口ジローが1998年に書き下ろしたマンガ『遥かな町へ』のフランス版として制作されたものだ。今回AIRはそのスコアを手掛けることになり、彼らにとっては2000年の『THE VIRGIN SUICIDES』以来となる映画サントラとなった。ちなみにこの『THE VIRGIN SUICIDES』のサントラ盤は、現在までに159,000枚のセールスを上げており、AIRにとってのベストセラー作品の1枚となっている。
そしてすでに報じられているように、AIRの通算6枚目のアルバム『LOVE 2』は10/6にリリースされることになっているが、彼らは10年近くものあいだ、RADIOHEADを手掛けたNIGEL GODRICHやBECKを手掛けたTONY HOFFERといったプロデューサーと仕事をこなしてきた。しかし今回のアルバム制作にあたっては、5年もの歳月を費やして建築した自分たちのスタジオで、すべて自分たちでこなすという力の入った作品となった。
メンバーの1人であるJB DUNCKELは、「今回のアルバムに関しては、すべて自分たちでプロデュースしたかった。これまで以上に楽曲1つ1つを強力にプッシュしたかったので、第三者の意見に耳を傾けるのを敢えて避けることにしたんだ。アルバムには素晴らしい作品が数多く収録されていて、どれもエモーショナルで暖かく、特別な作品ばかりだと思う」とコメントしている。
来年には北米のライヴを検討しているそうだが、ニューヨークやロサンゼルスなどメジャーな都市にターゲットを絞る予定とのことだ。
関連記事
最新News
アクセスランキング
インタビュー・タイムマシン
注目の画像